ガチャコン電車で行こう

主に近江鉄道をことを勝手に語るブログ。

関東遠征。西武鉄道編。

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西武といえば黄色い電車。

 

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拝島駅のステンドグラスから覗いてみた。ちょっと分かりづらい。

 

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たまたま出会った臨時列車。多くの人を乗せていざ出発!

 

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田舎の人間としては東京はビルだらけというイメージがなんとなくある。が、一部駅にはこんなローカルっぽい光景も。

 

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構造物が延々と続くこの光景も、かなり好きです。

 

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電車も個性的でいい感じです。

 

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本物は・・・見たことないです。。

 

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・・・とまぁ、沿線には出ていませんが個人的にはこの遠征、楽しめたかなと思います。

他にも撮影したものがありますが、容量の都合上ここで〆ときますね。

 

(2016年3月6日撮影)

近江鉄道220形 定期運用最終日の記憶

2015年3月13日、ダイヤ改正前日に珍しく多くの撮影者の姿が多く見られた。記事タイトルにもあるようにこの日、平成生まれながら吊り掛けを採用し、とある方面で有名になった近江鉄道220形が、最後の旅客運用を行うためである。当時の近江鉄道彦根工場が持ち合わせたノウハウを生かし生み出された220形であるが、とうとう旅客車としての24年間の歴史に幕を閉じることとなった。

 

数年前から近江鉄道ばかり撮影し続けている自分にとっては、ひとつの節目の日となった。近江鉄道には800形、100形(湖風号)などの形式があるが、それらはどちらかというと西武鉄道の血統という感じが強く、現役車両の中では一番"近江鉄道の電車”というのが感じられる形式だったのが220形。自分は数年間、既に現役を退いていった1形、500形に想いを馳せながら、220形を撮影していた。13日、それができるのもこれが最後になるかもしれない・・・。

 

さて、変な話もこれくらいにして、当日撮影した写真を載せていこう・・・。

 

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当日の始発列車多賀大社前駅へ入線するシーン。主は近江鉄道・JR琵琶湖線沿線に住んでいる。と言っても最寄が五箇荘なので、米原から多賀大社前までしか走らなくなった220形に会いに行くには最低でも高宮まで行かなければならず、かつ6:07に終点へ到着する始発電車に間に合うためには、交通機関は使えなかった。JR線でも。その為自宅から自力で多賀まで来ることとなった。まだ交通量が低い国道8号を自転車で1時間強かけてようやく到着し、撮影したのがこの写真である。

 

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次に沿線に出て撮影。わざわざ始発に間に合うように来たのは、これを撮るためでもあった。一眼レフモドキ中古カメラの限界を感じる一枚。

 

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暫くの間、220形は多賀線を往復する。他の撮影者がいることを頭に入れておきながら、いつもの調子で撮影する。

 

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多賀線を往復した後、彦根・米原方面へ抜けてくる220形に合わせて自身も移動。これまで見たことの無いところで撮影したくなり探したところ良さそうな場所を発見。一枚撮影する。

 

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彦根~米原を2往復する220形。ここら辺から早朝に力を入れすぎた弊害が出始める。すべて彦根側で撮影。

 

下りの220形最終列車を見送るため、1日乗車券を買って彦根駅のホームに下りてみた。画像は無いが、ファンと一般客で車内はかなり混雑していたように見えた。

 

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ごく普通のお客さんを乗せて走るのも今日が最後。その鉄道車両としては小さめの車体に哀愁を感じられずにはいられなかった。

 

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乗務員さん方と。もうすぐ出発の時刻だ。

 

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下り定期最終。彦根駅を出て、多賀へ。

定期最終日に走った220形モハ225号車は"旧幕"と呼ばれる類の幕を装着していて、現在700形あかね号が装着している"新幕"と比べると、異なる点が多い。「多 賀」と2文字だけ表示された幕はなんともいえない味がある。(新幕は「多賀大社前」と表示される)

 

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この後多賀大社前駅で折り返してくる220形に合わせ、彦根駅ホームでは「卒業式」にむけて準備が行われた。その中で記念品の発売もあり、主は記念切符とタグ付きおーいお茶1本を購入。走行音が収録されたCDもあったが一応学生なので手が届かず・・・。写真は100形101編成と設置がある程度進んだ準備中の売り場。

 

そして220形が彦根駅へ入線してくる。最後の瞬間は動画での撮影のため写真は無い。車両交換のために暫く停車したため、撮影タイムとして多くのカメラが向けられた。その後ゆっくりと車庫線へと走り去っていった・・・。

 

 

無事に定期最終運用を走り終えた220形だが、今日はこれで終わりではない。この後彦根~米原間を1往復する220形での臨時列車「アンコール号」が走ることになっていた。

 

 

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早朝から行動を共にした自転車を最寄り駅に移動させ、彦根駅に戻ってきた。臨時列車は引き続きモハ225号が使用された。入換の中でもあの音を唸らせてホームへと入る。

 

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「アンコール号」とあるが、幕が臨時と表示されている以外は普段と変わらぬ様子で走行。自分はあえて撮影に回らず、乗り鉄を楽しむことにした。乗車券があれば乗れたがさすがに一般客の姿は無かった。米原駅でしばしの撮影タイム。定刻どおりに彦根駅へと戻った。吊り掛けの独特の音や特有の揺れ、匂いをしっかりと焼き付けた。

 

そして"卒業式"が行われた。220形(担当乗務員の方)に卒業証書が授与された。(こちらの詳しい様子はもぎり屋氏のページでご覧ください→【近江】220形定期運用終了・「卒業式」が行われる)

 

そしてメッセージカードが配られ、ファンは実際に220形の窓にそれを貼り付けることができた。

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自分も貼り付けさせてもらった。内容はというと、このとき今朝の無理が響いて眠気MAXの状態で、なんだかお粗末なものに。

 

そして列車は入庫へ・・・。拍手で見送られ、不覚にも涙腺に来てしまった。

 

 

こうして定期最終の活躍を終えた220形は、静かにパンタグラフを下ろした。最終日までに定期運用可能だったのはこのモハ225号車とモハ226号車で、後者は3月9日に運用されたのが最後となっている。

ここまで18~24年間走り続けた220形であるが、ここ数年になってからは大型20m車、2両編成の増備が進み、当形式に対して乗客からは"煩い"かつ"狭い"と不評を買ってしまっていた。引退は老朽化もあわせて旅客車としての"使い勝手が悪くなってしまったのが原因かもしれない。しかし、両運転台構造で方向転換しやすい当形式は、古くなった機関車と同様の扱いができることから入換機・牽引機として重宝されている。そのため旅客運用が終了しても、しばらく220形は残り続けると思われる。

あの"湖東の地に鳴り響いた力強い声"はなかなか聞けなくなってしまうが、その姿だけは数年拝むことができるだろう。

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最後に、前日を潰して作成した動画をここに貼っておきます。

youtu.be

大人気取りで書かせていただきました、ご覧頂きありがとうございました・・・。